図20
裸婦クロッキーの3日目。
割り箸ペンで、クロッキーをしてから、それに絵の具で彩色をほどこす。私は、透明水彩絵の具をつかったが、講師の先生は、不透明水彩(ガッシュ)を使われていた。参加者の中には、数色のコンテで彩色している方もいた。モデルの雰囲気やイメージを大切にし、そのものの固有色にとらわれずに彩色した方がよいとの話であった。
前回も書いたように、私の場合は、彩色する段階で色に関心が向いてしまい、クロッキーの線を生かすことを忘れてしまった時があった。後半は、講師の先生の指摘を受けて、もう一度、線を大切に見直すようにしてみた。線と色とのバランスを量り、色彩が線の力を一層際立たせるように心がけてみたが、自分なりにできたかなというものは、上の2点だ。
クロッキーの特訓を兼ねて3日間の講座を体験したわけだが、3日目が一番良く見られるようになり、手もそれに応じて動くようになったように思う。「クロッキーの力は、音楽家の練習と同じように、毎日の積み重ねに裏付けられている」という言葉を忘れずに、これからも励んでいきたいと感じた。
裸婦クロッキーの作品は、いずれもF8サイズのもの。
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