2010年6月17日木曜日

裸婦クロッキー4 ・・・描画材のこと


裸婦1   SM  ダーマートグラフ 水彩




裸婦2   SM  ペン  水彩





裸婦3    SM  ダーマート 水彩




裸婦4   B4  ケント紙 ダーマート 水彩





裸婦5  P6  ダーマート 水彩




裸婦6    SM ペン  水彩


★月1回のクロッキー会で、裸婦を描いている。5分ポーズを4回描いて手が

慣れてきたところで20分ポーズでじっくり描いていく。20分という時間が

あっという間に過ぎていくが、私の場合、簡単な彩色もすることにしている。

やはり、少しでも彩色することで、モデルの動きと雰囲気を表していける

ように思うからだ。5、6年ほど続けてきているが、裸婦クロッキーは、

奥が深いように思う。もちろん裸婦クロッキーに限らず絵の世界に言える。


★裸婦クロッキーでは、コンテとクロッキー用の画紙を使うのが一般的の

ようだが、私の場合は、クロッキー用紙より厚手の水彩紙やケント紙を

使うようにしている。水彩絵の具で彩色すると、薄手の紙では波打ってし

まい、色を重ねたり、滲ませたりすることが遣り難いからだ。


★クロッキーは、陰影や明暗を描き込んでいくのではなく、線描と、それに

馴染むような彩色をすることにとどめるような方法をとっている。陰影や

明暗を色彩の助けを借りて表現するようなやり方を追求したいと考えて

いるからだ。人物の存在感や生命感を表現できるようなクロッキーを

線描と彩色で調和させていきたい。


★『佐藤忠良のクロッキー入門』(求龍堂)の中では、様々な描写材料が

示されているが、自分の好みや使い慣れたものに固執することなく、

いろいろな材料に親しんで幅を広げていくことが大事なことだと思う。

私の場合は、今のところ、「ダーマートグラフ」(忠良さんの本には

紹介されていない)と、ペン(レタリングペン)をもっぱら使って描くよう

にしている。いろいろな描写材料を組み合わせて使うなど、これから

遣ってみたいことがいろいろあるのが、クローキーの良さでもある。











2010年3月6日土曜日

バラとスイトピー2



2010.2.25.
P6号
花の習作として

バラとスイトピー1



2010.2.25.
キャンバスサイズ P6
花の習作

2010年1月31日日曜日

バラの習作2


F6号

バラの習作1



2009年11月から、油彩を始めています。
静物(花)を中心にして、油彩の「技法」や「もののとらえかた」など、学んでいきたいと考えています。
習作を重ねていきながら、いつか風景も描いてみたいと思います。
5回目に描いた習作にサインを入れてみました。

F6号 ペインティングナイフ

2009年7月31日金曜日

ポール・シニャックの水彩画に学ぶ

 サン=トロペ、港   1920年頃  ペン、褐色インク淡彩 32.8×42.8cm


2002年6月に山梨県立美術館で開催された「シニャック  海に吹く東風 水彩に見る新印象派」展を見る機会があった。シニャックの水彩画については、以前にゴッホ展の図録の中に収められているものを見たことがあった。
しかし、90点以上にのぼる水彩画の作品を一堂にしてみる機会は、滅多に無いのではないか。シニャックの水彩は、そのタッチと色彩の明るさに特別なものを感じる。あまり、国内では、見る機会が少ないのが残念である。
点描に拠る油彩画は有名であるが、彼の水彩画は、あまり知られていないのではないか。

この年の夏、彼の「展覧会図録」をもとにして、水彩画作品の模写をやってみた。上の作品には、褐色インク淡彩となっているが、当初、その意味が分からずに、現在手に入る褐色形のインクを使い、筆ペンで描いてみたが、今にして思うと、インクで線描した後、それを水筆のようなもので暈すという技法を使っているように思う。

下の模写は、インクとペンで描いた後に、水彩絵の具の褐色を使って彩色したもので、シニャックの描いた技法とは、違っているのが分かる。しかし、褐色だけの明暗で、描き分けようとしていることには、ちがいない。
いずれにしても、限られた色彩(褐色)で、その明暗だけで、対象とするものを描き分け、そうした水彩画をもとに油彩画を制作していたようだ。ただ、他の画家と違うのは、シニャックの場合は、そのようにして描いた水彩スケッチも、一つの水彩画として評価されていることである。そこに、かれの水彩画にかける可能性と魅力が隠されているように思う。


「サン=トロペ 港」の模写    ペン、褐色インク、透明水彩  16×21.5cm

パレットの上での混色を避け、隣り合う色彩の響き合いによる色彩表現を使ったことは、彼が点描という技法を取り入れた画家であったことから肯けるが、油彩による点描表現以上に、水彩におけるそれが、遺憾なく発揮されていたことが、その作品からはっきりと読み取れる。

今、改めて、シニャックの水彩画に学ぶところが多いことを感じている。